嵯峩螺鈿 野村
について

嵯峩螺鈿 野村 経営理念「心が穏やかになるものを作ります」

ライフスタイルが著しく変化し続ける時代の中で、「心」が安らぐ時間を作ることは簡単ではありません。
このような時こそ、安らぎの「時・空間」が必要です。
厳選した材料と技術力を活かし、一点一点手間をかけて製作しています。
妥協はありませんが、遊び心は忘れません。当店の作品でお客様が和んでいただける時間が提供出来ればという
思いを作品に込めています。

野村 守 嵯峩螺鈿 野村3代目/代表/伝統工芸士
伝統工芸士 野村守 嵯峩螺鈿・野村1958年京都府生まれ。20歳で家業の仕事へ。工業試験所で漆の技術を学び、塗から加飾(螺鈿・蒔絵)全ての工程を一人で行う2001年「伝統工芸士」認定。2015年「本物を必要としている方へ」と「MAMORI」ブランドを立ち上げる。ファッションとしてだけではなく、世代を繋いで行くおまもりでありたいという願いからブランドをスタートさせる。2017年「未来の名匠」認定。2018年独楽文様棗が「日本伝統工芸士会 会長賞」受賞。
のむらまり 嵯峩螺鈿 野村 職人
螺鈿職人 のむらまり1984年京都府生まれ。伝統工芸の商品開発運営の仕事を経て、2011年家業に戻る。2014年ばらをモチーフにした螺鈿ジュエリーが、「京ものユースコンペティション」準グランプリ受賞。2015年ミラノ万博に参加し、日本館内で螺鈿の技術や歴史などの紹介を行う。仕事や家庭に忙しい大人の女性を応援するブランドとして、MARI NOMURAを立ち上げる。これまで伝統工芸を知らなかった人へのきっかけ作りになればと考える。2児の母。
野村 拓也 嵯峩螺鈿 野村 職人
螺鈿職人 野村拓也1987年京都府生まれ。大阪大学外国語学部卒。アパレルメーカーで5年間勤務後、2016年家業に戻る。ロサンゼルスでの留学経験を活かし、海外顧客獲得のための販路開拓や商品開発を行う。また、海外旅行者の対応や体験工房の講師の他にも、ホームページやオンラインストア、SNSの管理などを行う。2017年よりパリのデザイナーとの商品開発プロジェクトにも父親と共に参加。海外市場での新しい螺鈿の提案にも精力的に活動している。

当店のこだわり

京都で唯一の青貝・螺鈿製造・販売を営んでいます。
下地(塗り)から加飾までを行っており、六十から百の工程を経て完成する作品は少なくとも三カ月の月日を要し、皆様のもとへお届けさせていただいております。

当店は「輝きと薄さを追求したこだわりの技術力」を基本とし、商品制作を行っています。

通常は1種類の貝から商品を作りますが、当店は5種類の貝から厳選しております。貝はどの角度から見ても光るのではなく、輝く方向は一定方向に決まっています。1枚1枚の光る角度を見極め、輝きを一定方向に合わせていきます。
その中でも夜光貝(やこうがい)は世界遺産にも使用されている高貴な貝で、奈良県・東大寺正倉院の宝物や、世界遺産に登録された平泉・中尊寺の須弥壇に使用されています。螺鈿で使用する貝の王様である夜光貝を使用した当店の商品を、ぜひ当店で御覧ください。
※夜光貝以外にも、鮑貝など使用した商品もあります。

京漆器は下地にどれだけ手間を掛けられるかで商品価値(美しさや耐久性など)が決まります。
0.1ミリ以下の世界を何度も何度も塗り重ねる事で、商品が購入した時の状態と変わらずお客様の手元に残す事が出来ます。
※京漆器とは、京都府知事指定伝統的工芸品のひとつです。

螺鈿の輝き
螺鈿の薄さ