明治末期の1910年に、初代である野村芳孝が京都の二条駅前に開業。螺鈿専門店として、卓・棚・小引出・調度類の製造卸をスタートさせました。
しかし時代の流れによりライフスタイルが西洋化が進み、和室用の燭台や香炉などは売れなくなり、売上が低迷しました。
頭を悩ませていた2代目の妻である美代子が、あるときご近所さんから「それならその付けているネックレスを売ってみたら?」と言われました。
それは、商品ではなく、自分用に遊びでつくったネックレスでした。
最初は半信半疑で商品を並べたところ、物珍しさとその美しさから人気を呼び、なんとか売上をV字回復させることが出来ました。
現代表・3代目の野村守は、従来のアイテムの他にも、現代のライフスタイルに合うようなジュエリーやアクセサリーをメインとして制作しています。
娘ののむらまりや息子の拓也も事業に参加し、商品の制作・販売の他にも、体験事業や海外事業にも取り組んでいます。