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螺鈿に使われている縁起の良い七宝デザインの由来や意味を解説!

七宝螺鈿カフス

当店でも人気柄である「七宝文様」デザインですが、

なんとなくよく見かける和柄で、馴染みがあるかたも多いはず。

そこでよく聞かれる「七宝」について解説させていただきます(^^♪

 

 

そもそも「七宝文様」ってどんな意味

七宝

仏教用語で「金、銀、水晶、瑠璃(るり)、瑪瑙(めのう)、珊瑚(さんご)、しゃこ」の七つの宝を意味しています。
同じ大きさの円、または楕円を四分の一ずつ重ねる文様を「七宝文」といい、この文様を上下左右に規則正しく連続させたものが「七宝つなぎ」と呼ばれます。

そのなかでも当工房のデザインは、完全に丸になっていない部分があるので、そのようなデザインは「破れ七宝」というそうです。

円が続いていることから、とっても縁起の良いんだろうなぁ、ということは日本人ならなんとなく感じますよね(^^♪

まさに、円が永遠に続いていくこの和柄には、円満・調和・ご縁という意味が込められているそうです。そんなデザインを身に着けていると、お守りのような役割を果たしてくれそうで心強いですね(^^)

 

「切金」の技術を使った七宝デザイン

七宝螺鈿ネックレス

 

当店の七宝デザインは、円の中に金の細かいパーツを使用している商品が多いです。

切金とは、

細金とも呼ばれ金箔・銀箔・プラチナ箔を数枚焼き合わせ細く直線状に切ったものを、筆と接着剤を用いて貼ることによって文様を表現する伝統技法である。細い線状の截金と、三角形・菱形・丸型などの形に切った截箔・切箔、箔をある形に截り透かした裁文、これらを単独あるいは組み合わせて表した文様を截金文様と呼ぶ。(引用;ウィキペディア)

とあります。もともと主に仏像や仏具に使用されていた装飾技法のひとつだそうです。

当工房は昔から仏具のお仕事もさせていただいておりますので、その技法を螺鈿と掛け合わせた商品が生まれました。非常に豪華で美しいですね。。。(#^.^#)

当店のラインナップでも単価の高い商品になりますが、それだけ原価が良い、金でも品質の良い金屋さんから仕入れていますので安心ですよ♪

特に今は、金の値段がグングンあがっておりまして、本当にツライ。。。泣  ただ今のところ値上げはせずに頑張っていますよ!笑

七宝螺鈿イヤリング

 

 

貝のみで表現した七宝デザイン

七宝螺鈿ピアス

 

 

金を使用していると、どうしても高くなりますので、もう少し値段を下げたモデルとして、すべて貝を使用して七宝を作っているデザインもあります。

貝はグリーン系とピンク系でわけておりまして、お互いがよいアクセントとなって螺鈿の色鮮やかさを表しています。

ネックレスは¥7,000+税、ピアスやカフスは¥14,000+税と、コスパも非常によいですよ!ほかのデザインと比べても安いのですが、お値打ち品として安く設定しています☆

貝のパーツは多いですが面積はそこまで広くないので、漆とのバランスも良く、そこまで華美な印象にもならず、嫌みもない印象です。

初めて試しに買ってみたい、という方にもおすすめです♪

 

まとめ

デザインにはそれぞれ歴史や意味があって、それを理解しているとより豊かで楽しく螺鈿を使っていただけると思います。

自分用はもちろん、大切な方にプレゼントするときも、その商品にストーリーや特別な意味も込めたいかたにぜひおススメの七宝文様。

ぜひ皆様お試しあれ~(^^)

七宝螺鈿ネックレス

 

 

 

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